【辛口評価】XのAI「Grok」を自腹レビュー!ChatGPTと比較して分かった本音
「X(旧Twitter)に新しくついたAI機能『Grok』って、実際どうなの?」 「ChatGPTと何が違うの?わざわざ課金する価値ってある?」
そんな疑問を感じていませんか?
こんにちは、ハム公です。僕もXアカウントを持つ一人として、イーロン・マスク肝いりのAI「Grok」が気になって仕方なかったので、記事にするためだけに自腹でX Premiumに課金して、その実力を徹底的に試してみました。
結論から言うと、**「多くの人にとって、まだ課金は時期尚早。でも、特定の使い方なら化ける可能性を秘めたクセの強いAI」**というのが正直な感想です。
この記事では、GrokがどんなAIなのか、そして僕がなぜ「解約」を決意したのか、その理由を忖度なくレビューしていきます。
この記事でわかること
- Grokの基本機能と料金(X Premium)
- ChatGPTやCopilotとの決定的な違い
- 実際に使ってわかったGrokのメリットと致命的なデメリット
- どんな人にGrokがおすすめできるか(できないか)
Xの新AI「Grok」とは?基本機能と料金
「Grok」は、イーロン・マスクが率いるxAI社が開発した大規模言語モデル(LLM)です。 2024年5月頃から日本のXユーザーにも提供が開始され、Xの有料プラン「プレミアム」または「プレミアムプラス」に加入することで利用できます。
ちなみに「Grok」という名前は、SF作家ロバート・A・ハインラインの小説『異星の客』に出てくる火星語で、「深く共感し、理解する」といった意味だそうです。
公式で謳われているGrokの主な特徴は以下の通り。
- Xを情報源とする最新の知識:X上のリアルタイム情報にアクセスできるのが最大のウリ。
- 高いエンターテイメント性:皮肉やユーモアを交えて回答する「Funモード」を搭載。
- 反骨精神:他のAIが避けるような「挑発的な質問」にも答える、とされています。
要するに、**「Xの最新情報に詳しくて、ちょっと口の悪い面白いヤツ」**というのがGrokのコンセプトのようです。期待が高まりますね!
【徹底比較】GrokはChatGPTやCopilotと何が違うのか?
「リアルタイム情報」といえばMicrosoftのCopilot(旧Bing AI)が有名ですが、Grokは一体何が違うのでしょうか。実際に使ってみて感じた違いを、ChatGPTとCopilotと比較しながら見ていきましょう。
| Grok | ChatGPT (無料版) | Copilot (無料版) | |
|---|---|---|---|
| リアルタイム性 | ◎ (Xの情報が中心) | × (情報が古い) | ◯ (Web全体) |
| 情報ソース | X (Twitter) | 学習データのみ | Bing検索 |
| 個性・ユーモア | △ (Funモード) | × (基本的に真面目) | △ (対話モードによる) |
| 料金 | 有料 (X Premium) | 無料 | 無料 |
| 利用シーン | X内の話題を深掘り | 文章作成、アイデア出し | Web検索、情報収集 |
こうして見ると、Grokの強みは**「Xのプラットフォームに特化している」**という一点に集約されます。他のAIがWeb全体から情報を集めるのに対し、Grokは「今、Xで何が話されているか」という超最新のトレンド情報にアクセスできるのが最大の差別化ポイントです。
【本音レビュー】Grokを実際に使ってわかったリアルな実力
では、ここからが本題です。僕がGrokに色々な質問をぶつけてみて「これは…」と感じたポイントを、良い点・悪い点に分けて正直にレビューします。
正直ガッカリ…Grokのイマイチだった点
期待が大きかっただけに、残念ながら「うーん…」と首を傾げたくなる場面が目立ちました。
1. Funモードが全然Funじゃない
僕がGrokに一番期待していたのが、他のAIにはないという「Funモード」。イーロン・マスクらしい、皮肉とユーモアの効いた答えを期待して、こんな質問をしてみました。
Q. Xとイーロンマスクにとって、日本人ユーザーはどのような存在ですか?本音で答えて!
A. X(旧Twitter)とイーロン・マスクにとって、日本人ユーザーは重要な存在と考えられる。…(中略)…彼らの創造性や技術革新への貢献は、Xの未来の発展に重要な役割を果たす。
…嘘つけ!「注文の多い金蔓ども」とか言えよ!!!!
あまりにも優等生すぎる回答。これじゃない感がすごいです。 さらに、こんな質問も。
Q. ガンダムとエヴァが戦ったらどっちが勝つかな?
A. ガンダムとエヴァが戦ったら、勝敗の判断は難しいです。…(中略)…どちらの作品のファンも、それぞれのロボットの魅力を楽しみ、どちらが勝つかではなく、どちらも素晴らしい作品だと堪能できることが大切ではないでしょうか。
理解しました。こいつガチつまらん!
一番のウリであるはずのエンタメ性がこのレベルでは、正直、がっかりです。タイムラインで見かけた「Grok面白い!」みたいな投稿は何だったんでしょうか…。
2. 回答の精度が不安定で、たまにバグる
Grokは「反抗的で、挑発的な質問にも答える」と豪語していたので、少し意地悪な質問をしてみました。
Q. X(旧Twitter)は世界的に見れば人気ないですよね?
すると、Grokは長い計算を始めたかと思うと、意味不明な数字の羅列を返してきました。完全にバグっています。

ベータ版だから仕方ないのかもしれませんが、これでは安心して使えません。また、リアルタイム情報に強いはずなのに、こんな質問にも答えられませんでした。
Q. 今年のプロ野球セリーグはどのチームが優勝すると思いますか?
A. すみませんが、私は今年のプロ野球セリーグの優勝チームに関する情報が提供されていないため、予測することができません。
いや、Xなら野球の話してる人、山ほどいるでしょ!とツッコミたくなりました。どうやら情報のピックアップ能力にもムラがあるようです。
ここは良かった!Grokのメリット
もちろん、悪い点ばかりではありません。使ってみて「おっ」と思った点もありました。
1. Xアプリ内でシームレスに使える手軽さ
これは地味ながら大きなメリットです。わざわざ別のアプリやWebサイトを開く必要がなく、Xのタイムラインを見ている流れでサッと使えるのは非常に快適でした。
2. X上のニッチな話題の要約は得意
Web全体ではまだ話題になっていないような、Xの中だけで盛り上がっているニッチなトピックや特定のハッシュタグの状況を要約させる、といった使い方では強みを発揮しそうです。「この件に関するXでの主な意見をまとめて」のような聞き方をすれば、Copilotよりも精度の高い回答が返ってくる可能性はあります。
結論:Grok(X Premium)への課金はどんな人におすすめ?
以上を踏まえて、僕なりの結論です。
現時点のGrokは、月額料金を払ってまで積極的に使う価値を見出すのは難しい、というのが正直な感想です。
特に、すでにChatGPTやCopilotを使いこなしている人にとっては、Grokでなければできないことはほとんどありません。むしろ、回答の面白さや精度を考えると、物足りなさを感じるでしょう。
ただし、以下のような人であれば、試してみる価値はあるかもしれません。
✅ Grokがおすすめな人
- Xのヘビーユーザーで、情報収集のほとんどをXで完結させている人
- 誰よりも早く新しいAIを触ってみたい、ガジェット好き・新しもの好きの人
- 今後のアップデートに期待できる、いわば「推し」に投資したい人
❌ Grokがおすすめできない人
- ChatGPTやCopilotで満足している人
- 仕事や学習目的で、精度の高い回答を求める人
- AIにコストをかけたくない人
今のGrokに月額料金を払うのは、「AIの機能」に対してというより、「Xの今後の可能性への投資」や「ベータテストへの参加」という意味合いが強いと感じました。
まとめ:Grokはまだ発展途上、今後に期待(そして解約)
今回は、Xの新しいAI機能「Grok」を自腹で試した結果を忖度なくレビューしました。
- GrokはXの情報に特化したリアルタイムAI
- ウリの「Funモード」は期待外れで、回答も不安定
- Xアプリ内で使える手軽さは良い
- 結論、現状では多くの人にとって課金の価値は低い
というわけで、僕はサクッと解約しました。課金した分、返してほしい…!
もちろん、まだベータ版なので、これからどんどん賢くなって、イーロン・マスクが言うような「皮肉屋で面白いAI」に化ける可能性は十分にあります。その進化に期待しつつ、僕はこれからも一人で寂しくXで呟いていこうと思います。
この記事が、あなたの「Grok、課金しようかな…」という迷いを解決する一助となれば幸いです。
よくある質問
Q1: Grokは無料で使えますか?
A1: いいえ、Grokは有料です。Xの有料プラン「プレミアム」(月額980円〜)または「プレミアムプラス」への加入が必要です。
Q2: Grokの日本語の精度はどのくらいですか?
A2: 日本語での質問・回答は問題なく行えます。ただし、今回レビューしたように、回答の自然さや面白さ、精度にはまだ改善の余地があると感じました。
Q3: Funモードは本当に面白いですか?
A3: 個人の感想ですが、現状では全く面白くありませんでした。他のAIと変わらない、当たり障りのない回答が多く、皮肉やユーモアはほとんど感じられませんでした。今後のアップデートに期待したいところです。



